2021年 06月 25日
例会報告2021.06.25 交流分析 ストローク
2021.06.25(金)「自分を認め 人を認める ~交流分析~」
新型コロナウィルス感染防止のため、大阪府ではまん延防止等重点措置と緊急事態宣言が発令され、2021年4月16日以降の例会を休講した。6月21日に緊急事態宣言が解除された後、この日が最初の例会となった。
〇 交流分析とストローク
日常生活では、どもるどもらないに関わらず人との交流は欠かせない。自分や人を認めるはどういうことなのか、よりよい人間関係を築くにはどうしたらいいのかを具体的に考えるのに、交流分析のストロークの考え方が役立つ。
交流分析は、アメリカの精神科医エリック・バーンが提唱した心理療法だ。交流分析では「あなたがそこにいるのを、私は知っている」という内容を伝える心身両面のさまざまな刺激をストロークと呼び、人が人間関係を求めるのはストロークを求めるからだと考える。
〇 ストロークのいろいろ
身体的な肯定的ストローク
なでる、さする、ハグする、ハイタッチする等
身体的な否定的ストローク
殴る、蹴る、つねる、突き飛ばす、肘鉄する等
言語的な肯定的ストローク
褒める、労う、感謝する、励ます、名を呼ぶ等
言語的な否定的ストローク
叱る、けなす、馬鹿にする、嫌味を言う等
非言語的な肯定的ストローク
微笑む、目くばせする、うなずく、笑う、手を振る等
非言語的な否定的ストローク
にらむ、下を向く、無視する、中指を立てる等
ストロークは人からもらうだけではなく、自分自身に与えてもいい。自分がほしいと思っているプラスのストロークをもらえない時も、自分で自分にプラスのストロークを与えることができる。
〇 ストロークバンクとは?
ストロークは銀行のように貯めることが出来る。人にプラスのストロークを伝えると、プラスのストロークが返ってくる。自分の中にプラスのストロークがたくさん貯まり溢れるくらいになると、人にプラスのストロークを伝えたくなる。
ストロークを人に与えれば、ますますお返しが返ってくる。プラスのストロークを交換できる場所に出かけて人と会うことは、自分自身に余裕をつくるためにも大切である。
〇 ストロークで大切にしたいこと
ストロークに関して基本的に大事なことは、できるだけ他者に対して「この人の中に良いところはないのかな」という視点で、相手の長所を探すこと。そのためには、そういう練習をしないといけない。
by osp_blog | 2021-06-25 00:00 | 例会報告