2020年 02月 20日
2020年春から、大阪吃音教室例会の会場が変わります
大阪吃音教室の例会会場が、2020年春から変わります。
新しい会場は、大阪市中央区のアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)です。
・大阪吃音教室例会 日時・参加費・会場
【日 時】毎週金曜日 午後6:45~9:00
【参加費】一回 300円(初回は別途、初参加資料代1700円)
※初参加者に付添いで参加される方は無料です。
【会 場】アネックスパル法円坂(2020年4月から)
・JR環状線「森ノ宮」から西へ 800m
・大阪メトロ「森ノ宮」2番出口から西へ 500m
・大阪メトロ「谷町4丁目」10番または11番出口から東へ 500m
※2020年3月までの会場は、應典院(おうてんいん)です。
※[参照Webページ]
・大阪吃音教室公式ホームページ
・大阪吃音教室案内
・大阪吃音教室例会 年間スケジュール
大阪吃音教室が、長年開講していた大阪市中央区森之宮の「アピオ大阪」から、天王寺区下寺町の「應典院」に例会会場を移したのは、2008年春でした。
その「應典院」が2020年春、一般利用を終了すると分かり、例会会場の再度の移転を決定しました。
[参考1]
*アピオ大阪(大阪市立労働会館)
JR環状線「森ノ宮」駅から西へ徒歩5分の、日生球場跡東側。1972年度に開館、2007年度末に閉館。2010年度からは「大阪市こども相談センター」となる。
[参考2]
・應典院 公式サイト
・同上「一般利用終了のお知らせ」ページ
應典院はまた、1999年から十年間、月に一度、日本吃音臨床研究会が主催し、故竹内敏晴さんを講師に招いて開講した、大阪での定例レッスンの会場ともなり、年に一度3月には、竹内さんが脚本、演出し、レッスンを重ねた劇を舞台発表する、そんな場ともなりました。
竹内レッスンや舞台発表に、大阪吃音教室の常連たちが多く参加していたのは、言うまでもありません。
[参考3]
・日本吃音臨床研究会 公式サイト
・同上「竹内敏晴さん、ありがとうございました」ページ
「2020年6月1日より、應典院の一般利用を終了することといたしました」
應典院(浄土宗大蓮寺)住職の秋田光彦さんから、伊藤伸二宛にこのような内容のメールが届いたのは、2019年10月初旬でした。長年の交流を振り返り、継続利用してきた私たちへの便宜のお申し出も含む、丁寧なご連絡でした。
私たちセルフヘルプグループには、いつもの時間に、いつもの場所で、ミーティングが開かれているということが大原則です。これまでの12年間、ずっと年間通して應典院を使わせて頂いていたので、大阪吃音教室の世話人一同、これを知って大変驚きました。
すぐに手分けして、新しい会場探しをしました。料金が應典院と余り変わらないこと、長期間、できれば丸一年間の予約ができること、例会で使用する資料、名札や書籍を預かって貰えることなどが、会場としての条件でした。幸い、しばらくして森ノ宮の「アネックスパル法円坂」が、これらの条件にかなう場所と分かりました。
細部に至る詰めの完了した同年10月下旬、伊藤伸二から秋田住職宛にメールをお送りしました。應典院を年度末の翌年3月末まで使い、4月から新会場に移行することをお伝えした上で、長年にわたり、時には無理をお願いしての利用と、いろいろとご配慮頂いたことへの感謝を述べたメールです。
秋田住職からの返信は、その日の深夜のうちに届きました。私たちの新しい会場が決まったことを喜んで頂き、改めて長年の交流のあれこれを意味づけて下さる、そんな内容でした。
メールは、「これも新しい出発ということで、お互いをお見送りしたいと思います」ということばで結ばれていました。
竹内敏晴さんから私たちが学んだ中に、「情報伝達のことば」と「表現としてのことば」というものがあります。秋田住職と伊藤伸二のメールの交換は、「情報伝達のことば」による連絡にとどまらず、「表現としてのことば」のやり取りでした。應典院と大阪吃音教室の交流に一区切りをつけるのに、相応しいやり取りと言えます。
さて、このようないきさつで、大阪吃音教室の例会会場が、12年ぶりに中央区森之宮に戻ります。これからも、吃音に悩む方、そうした方を支えようとする方、吃音やことばに深い興味を持つ方の集う場として、大阪吃音教室を運営して行きます。
[参考4]
・大阪吃音教室 公式サイト
・同上「大阪吃音教室案内」ページ、「アネックスパル法円坂」地図
・「アネックスパル法円坂」(大阪市教育会館)公式サイト
by osp_blog | 2020-02-20 07:43 | OSP紹介