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上司の方の参加 

テーマ:吃音恐怖と予期不安への対処
担当者:伊藤 伸二

この例会には、ある会社の、吃音の部下を持つという管理職の方(Fさん)が参加された。部下に参加を勧める前に、自分でどんなところか確かめに来られたのだ。

過去に、「上司に吃音を治せと言われ、自分で探してここに来た」という人がいた。ある人の上司はもっと親切で、吃音で苦戦している本人が以前大阪吃音教室に通っていたと知り、インターネットで新しい会場を調べてくれた。
しかし、吃音を持つ部下の上司が先ず参加、というのは、Fさんが初めてのケースだ。



Fさんのような上司がいるということは、吃音を持つ部下のことを親身に思ってくれるような上司が、その何倍も何十倍もいるのではないだろうか。

大阪吃音教室の若い参加者で、社会人未経験の人の多くが、「吃音を持つ自分が社会で果たしてやって行けるのか」とか、「吃音だと分かると会社をすぐクビになるのではないか」という不安を口にする。
そんな不安を抱えた人たちに、今日のFさんの事例は、大きな勇気づけになる。

そのように上司から親身にして貰うには、自分が吃ることを率直に打ち明けること、自分の吃音を口実にすることなく、仕事を誠実にこなしてその会社の十分な戦力になることが、前提ではあるけれども。


最後に、Fさんが今日、初参加されての感想を紹介しておく。
Fさん(初参加):部下にどもりがいるが、それも本人の個性の一つだと思って来た。そのように思ってくれる人は、かなりいるのではないか。そういう自分の個性を、人にどう伝えるか。人にはいろいろなクセがある。そういうクセを持った社会人として、どういう風にうまく社会に入って行くかが大事なのだと思う。
今日の内容は、吃音の話で留まらず、すべての人に役立つ話だと思って聞いた。

by osp_blog | 2009-10-30 01:00 | 例会報告

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