2008年 09月 05日
例会報告「さわやかな自己表現のために」
担当者:東野 晃之
参加者:19名(うち初参加者1名)
【自己表現とアサーション】
東野:自己表現とは、自分の考え、気持ち、意志、意見などを相手に伝えること。
どもる人は、自己表現がうまく行かなくて当り前だと思われている。でも、どもりでなくても自己表現が苦手な人はたくさんいる。
【自己表現の3分類】
〇非主張的
〇攻撃的
〇アサーション
東野:人には誰でも、自分の言うことを真剣に聞いてもらう権利がある。非主張的な人は、この権利を実行していない。自分の意見を主張しなかったり、主張したつもりでも主張し損なってしまう。
アサーションは、自分も相手も大事にしながら自己表現すること。自分の権利も相手の権利も、どちらも大事にしながら、折り合いをつけて表現する。
【アサーション・チェックリスト】
・参加者全員に「アサーションチェック」のプリントを配布、記入してもらう。
東野:私は昔、どもっている人は人前では発言を避ける、消極的な人ばかりだと思っていた。大阪吃音教室に来はじめて、どもりながら意見を言ったり、人前に出て司会をしたり、発表したりする人の姿を見た。
どもっていたらみっともない、恥ずかしい、どもりは悪いものだという考えを持ったまま、自分の吃音を隠していると、自分の吃音を巡る劣等感は大きくなって行く。
また、そうして自分のことを人前に出さないことを続けていると、自己表現したいときにどういう風に表現してよいのか分からなくなってしまう。
・このあと、「情報伝達のことばと自分を語ることば」「基本的アサーション権」「アイ・メッセージ(I message)」などについて話し合う。
【初参加者感想】
〇今日のアサーションの話は、自分の会社での、日常のコミュニケーションのことを考えさせられました。
by osp_blog | 2008-09-05 00:00 | 例会報告