これまで、どもる子どもが幸せに生きていくために、学童期に私たちがしておくべき事を模索し、子どもと対話をする視点として、レジリエンスや健康生成論など、7つの視点について紹介してきました。そして「健康生成論」の把握可能感、処理可能感、有意味感の3つをつかみとることができる教材として、吃音氷山説に基づく「吃音チェックリスト」、吃音の問題や課題を理解する「言語関係図」、吃音をいろんな角度から考えることができる「吃音カルタ」などの教材を紹介してきました。この3つの教材を使って子どもと対話を続けることが、吃音を生き抜く力を育てることになると私たちは確信しています。今年はこれらの実践が子どものどのような力を育てることにつながったかを検証します。
今年は、今、幼児教育を中心に関心が広がっている「非認知能力」を取り上げます。
吃音講習会では、ことばの教室で、長年、子どもと取り組んできた実践を、ただ報告するだけでなく、ワークショップの形をとって、参加者と一緒に学んでいきます。注目されている非認知能力を紹介し、どもりカルタ、言語関係図、吃音チェックリストで、子どもと一緒に学んだことが、非認知能力とどのように結びつくのかを共に考えていく吃音講習会にしたいと考えています。
初めてことばの教室担当になった人も、長年経験している人も、基本的なことを丁寧に押さえながら、ゆっくりすすめていきます。どうぞ安心して、ご参加ください。皆さんの参加を、心よりお待ちしています。第12回「親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会」日時:2025年7月26日(土)、7月27日(日)
7月26日(土) 09:40~20:00(受付 09:20~)
7月27日(日) 09:20~16:30会場:さわやか県民プラザ千葉県柏市柏の葉4丁目-1
最寄り駅 JR「柏の葉キャンパス」駅。バス利用で会場へ。JR「柏」駅からもバスあり。顧 問:牧野 泰美(国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員/研究企画部長/西日本ブランチ広島オフィス長)
伊藤 伸二(日本吃音臨床研究会会長)
主 催:吃音を生きる子どもに同行する教師・言語聴覚士の会、
NPO法人大阪スタタリングプロジェクト
参加費:6,000円 …当日、受付でお支払い下さい。・開催趣旨、当日プログラム、お申し込み方法など詳しくは、
詳細案内(PDF 243KB)をご覧ください。
・お問い合せ先:日本吃音臨床研究会
〒572-0850 寝屋川市打上高塚町1-2-1526
TEL/FAX 072-820-8244
・参加ご希望の方は、「第12回吃音講習会 申込書」(PDF 59KB)に必要事項を記入して、下記まで郵便またはメールでお送りください。
千葉市立鶴沢小学校 黒田明志
郵送先:〒260-0003 千葉市中央区鶴沢町21-1
メールアドレス:kituon-kosyukai@live.jp
・これまで開催されて来た「吃音講習会」については、「吃音講習会」公式ホームページをご覧ください。