例会報告「自分のどもりを分析する」 

テーマ:「自分のどもりを分析する」とらわれ度を中心に
担当者:西田 逸夫

参加者:25名(うち初参加者なし)



【吃音評価法について】
西田:今日行うチェックリストによる吃音評価法は、日本で古くから一般に行われている吃音評価法とは全く異なる。
従来から行われて来た吃音評価法は、ほとんどが吃音症状(頻度や持続時間)のみを調べる。
伊藤:このような吃音評価法は、検査官の主観が大きく入り込む。とても客観的な評価とは言えない。

【吃音チェックリスト】
西田:これに対し、伊藤さんは内須川洸さん達と一緒に、まったく別の基準による吃音評価法を作った。
(1984年03月「吃音評価の試み-吃音検査法の検討を通して-」)
伊藤:特に、「とらわれ度」「非開放度」「回避度」各項目ごとの設問と、それぞれに評点をどうつけるかに苦心した。
東野:このチェックリストを使えば、本人が吃音の影響を軽減したいと思った時、どこから手をつけていけば良いかの目安になる。つまり、吃音問題を軽減するための方針を立てることが出来る。

・このあと吃音チェックリストのプリントを配布。参加者がそれぞれ自分の「とらわれ度」「非開放度」「回避度」を採点した。

・途中休憩後は小グループに別れ、それぞれのチェックリストの結果、各設問への回答、「とらわれ度」「非開放度」「回避度」の相互関係などについて話し合った。

【まとめ】
西田:「とらわれ度」「非開放度」「回避度」の3つのうち、「とらわれ度」は自然に起こってしまう感情だから最もコントロールしにくく、「回避度」は自分の行動だから一番変えやすい。今日のチェックリストで、吃音が自分に与えている影響の大きさに気付いた人は、「回避度」を変えることを奨める。

この大阪吃音教室の年間スケジュールには、論理療法の講座がある。論理療法は、自分の中の「とらわれ」に気付き、行動を変えるのにとても有効である。

とは言え、「とらわれ度」を軽減する方法が分かった、「回避度」を小さくしたいと思っても、コミュニケーションに不慣れな人には、なかなかうまく行かないことも多い。
こんな方には、大阪吃音教室でのアサーショントレーニングが役に立つ。

こんな風に、大阪吃音教室の年間スケジュールを、参加者の皆さんの吃音問題軽減に役立てて欲しい。
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by osp_blog | 2008-01-18 00:00 | 例会報告

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